よいしょっと。
おや、アイちゃん。なんじゃ大荷物じゃの。
へへ。炊飯器が在庫処分で売ってたから5個も買ってきちゃった。
そうか。・・・ん?ただその炊飯器、なんか微妙な大きさじゃの。
え?
どれ?ちょっと検索してみるか。
あ、やっぱりこれは大型商品じゃ。
えー!
でも、前に他の炊飯器買った時は標準でしたよ。
大型商品の基準
大型商品の基準は、
重さが9キロ以上。
各辺の長さが45cm、35cm、20cm以上
となっておる。
今回の商品は一番短い辺の長さが20cm以上あるから大型商品になるんじゃ。
えー、じゃあこの商品、返品してきたほうがいいかな。
いや、回転がいいようじゃから大丈夫じゃろ。
博士。よく「せどりすと」で見ると「大S」ってなってる商品ありますよね。これなんですか?
大型にも種類があるんじゃ。
説明しておくかの。
大型商品の種類
大型商品には
「区分1」
「区分2」
「区分3」
「特殊」
に分かれておる。
縦、横、高さの各辺が、
「区分1」100cm未満
「区分2」100cm以上140cm未満
「区分3」140cm以上170cm未満
「特殊」 170cm以上200cm未満
となっておる。
せどりすとでは、
「大S」
「大M」
「大L」
特殊は空白かの?
大きさによって区分けされてるのは分かったんですが、何が違うんですか?
なんとなく標準と大型では手数料が違うぐらいしか知らないんですけど。
そうじゃの。その手数料に違いがあるんじゃ。
じゃ、手数料を説明するかの。
手数料の違い
FBAで出荷する場合、
「出荷作業手数料」と
「在庫保管手数料」がかかる。
まずは、出荷作業手数料。
他のサイズとの比較を見てみよう。
小型 | 78円 |
標準 | 100円 |
大型区分1 | 530円 |
大型区分2 | 572円 |
大型区分3 | 609円 |
特殊大型 | 1258円 |
えー、標準と大型で一気に430円も違ってくるんですか?
だからみんな大型は避けるんですね。
そうじゃの。
次に在庫保管手数料じゃ。
これは以下の計算式になっておる。
8.126×((縦×横×高さ)/(10×10×10))
/(保管日数×当月の日数)
んー、複雑でわかんない。
ほっほ。式自体は覚える必要はない。
ただ、商品の大きさと売れるまでの日数で保管料がどんどん加算されることを考えないといかんの。
例えば、大型の最小サイズ「20×20×20」が30日で売れたとして計算してみなさい。
えっと。ポチポチ(電卓で計算)
65.008円ってなりました。
うむ。小数点以下は四捨五入じゃから、約1か月で売れた場合は「65円」じゃな。
これは標準サイズとあまり変わりませんね。
そうじゃな。
じゃが、大型区分3の最大サイズ「56×56×57」で見てみよう。同じ30日の場合はどうかな?
えっと。ポチポチ(電卓で計算)
1452.539だから「1,453円」!!
え、こんなに!?
そうじゃな。大型区分3の出荷作業手数料
609円と合わせると2,062円じゃ。
え、ってことは1000円ぐらいの利益が取れると思っても、1ヶ月売れないだけで赤字になっちゃうってことですか?
そうじゃの。
もし1年売れなかったら、
1,453円×12ヶ月=17,436円
になるの。
キャー
じゃから、大型商品は利益率がよくて、少なくとも1か月以内には売れるものを仕入れないと危険というわけじゃ。
私が仕入れた商品大丈夫かな。
あー1000円以上取れると思ったのに、1個500円ぐらいしか利益が出ない(泣)
まぁ、1ヶ月以内には売れそうじゃし、赤字にならなければヨシとしよう。
はい。勉強になりました。
これから仕入れる時は気をつけます。
詳しくはこちらに載っておるから参考にしてみるとよいぞ。
FBA納品プラン